夏祭りの屋台で飲んだ、ビー玉入りの瓶のあの香り。アイリスオーヤマの無糖強炭酸水ブランド「CRYSTAL SPARK」からは以前グレープソーダを取り上げたが、同じシリーズの「ラムネ」は人気投票を勝ち抜いて定番入りした一本だと知り、改めて隅々まで見ていくことにした。
期間限定から定番へ、異例の昇格

CRYSTAL SPARKはアイリスオーヤマグループの食品会社アイリスフーズが2024年7月に立ち上げた無糖強炭酸水ブランドで、プレーン・レモン・和梨・ゆず・マスカット・ジンジャーエールといったフレーバーを軸に展開してきた。ラムネはもともと2025年春夏の期間限定フレーバーとして登場したのだが、歴代の期間限定フレーバーの中で人気No.1という結果を受けて、2026年2月にグレープソーダの新発売と同時に通年の定番ラインナップへ昇格している。期間限定で終わらず定番になった、というのはこのシリーズの中でもラムネだけの経歴だ。
原材料は水(鉱水)・炭酸・香料のみで、グレープソーダと同様に果汁は使われていない。100mlあたり0kcal・糖類0gという設計も共通で、あくまで香料でラムネらしさを組み立てているのが最大の特徴だと思う。
ビー玉の瓶を知らなくても、香りだけで伝わる設計
そもそもラムネという飲み物自体、江戸時代末期に伝わった「レモネード」が語源とされ、瓶の口をビー玉で塞ぐ独特の容器で親しまれてきた清涼飲料だ。この商品はペットボトル入りの無糖強炭酸水でありながら、香料の配合だけであの瓶ラムネ特有の甘酸っぱい香りを再現しようとしている。実際に飲んでみると、口に含んだ瞬間の香り立ちはしっかりラムネそのもので、後味はキレよくすっと引いていく。想像していたよりも香りの再現度が高く、少し驚いた。
強炭酸を謳う分、ガスの刺激もかなりしっかりしている。甘い香りに反してうっすら酸味を感じる後味は、いかにも「無糖の清涼飲料水」らしい仕上がりで、糖分を気にせず気軽に飲めるのがありがたい。
割材としての立ち位置と、価格・入手性

パッケージには割り材としての用途がはっきり書かれていて、無糖・無果汁だからこそチューハイやサワーの割材にもそのまま使いやすい。ラムネ味のサワーというのも、考えてみればコンビニの棚に並んでいそうな組み合わせで、家庭で再現できるのは地味に嬉しいポイントだと思う。
価格は500ml×24本のケースでAmazonの通常時1,500円台〜、セール時には1,300円を切ることもあるようで、3,000円という上限には全く届かない手頃さだ。楽天やYahoo!ショッピング、アイリスプラザの公式通販でも扱いがあり、2026年9月時点で販売は続いている。定番フレーバーに昇格した経緯もあり、グレープソーダのような季節限定終了のリスクは今のところ気にしなくてよさそうだ。
まとめ
香料だけで瓶ラムネの記憶を呼び起こしてくるあたり、CRYSTAL SPARKというブランドの香料設計の技術力はやはり侮れない。無糖・カロリーゼロという制約の中で、ここまで「らしさ」を出せているのは素直にすごいと思う。期間限定を勝ち抜いて定番になっただけあって、シリーズの中でも安心して選べる一本だ。
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