1846年John Dewar創業、White Labelは1899年発売。米国で最も売れているスコッチウイスキーという実績を持つ一本、デュワーズ ホワイトラベルを隅々まで見ていく。
ダブルエイジングという製法

1899年、初代マスターブレンダーA.J.カメロンが考案した「ダブルエイジング」製法が今も受け継がれている。地域ごとの原酒を6ヶ月以上樽でマリッジ(後熟)させてからブレンドし、ブレンド後にさらに樽で追加熟成させるという二段階の手法で、これによって角の取れた滑らかな口当たりが生まれるとされる。キーモルトはハイランドの「アバフェルディ」蒸溜所で、最大30〜40種類のモルト・グレーン原酒をブレンドしている。アルコール度数は40%。
香り・味わい
ブライトな柑橘、ヘザーハニー、繊細な洋梨の香り。味わいはソフトなバニラファッジ、トフィー、トーストしたオークのニュアンスがあり、余韻にはハーブの爽やかさと蜂蜜のような甘さの残る、バランスの取れた構成になっている。国内向けの表記ではフローラルさやほのかなスモーキーさの余韻にも触れられていて、表現の幅はあるものの「はちみつ・洋梨・バニラの甘さ」「スムースな口当たり」という核の部分は一致している印象だ。
角が丸く仕上げられている分、複雑さよりも均一な安定感を評価したい一本だと思う。
米国No.1という実績
米国で販売数量No.1のスコッチウイスキーという実績を持つブランドで、Bacardi傘下の大規模な生産体制がその供給を支えている。エントリーレベルの熟成年数非表記スコッチであるため、長期熟成原酒を使う上位ラインより原価が抑えられていることも、価格の手頃さにつながっていると考えられる。
価格・入手性

実勢価格は700mlで1,300〜1,700円程度が中心。200ml・700ml・1,750mlの容量展開があり、サッポロビールが国内の輸入・取扱を担当している。
「二度熟成させる」という一手間が、そのまま口当たりの丸さに直結しているのが分かりやすい一本。尖った個性より、まず安定した満足感を求めるならしっくりくるはずだ。
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