キリンレモン 炭酸水が無糖で受け継ぐ1928年の透明感

「透明なままでゆけ。」というキャッチコピーがあるくらい、無色透明であることをずっと売りにしてきたブランドがある。1928年発売のキリンレモンから生まれた無糖の派生品、キリンレモン 炭酸水を隅々まで見ていく。 無色透明という98年前からの主張 キリンレモン 炭酸水Amazonで見る → キリンレモンは1928年3月16日発売、キリンブランドとして最初の清涼飲料だった。当時の炭酸飲料は着色されているものが主流だったのに対し、無色透明・無着色を前面に打ち出したのが最大の特徴だったという。この「透明であること」への強いこだわりは、90周年キャンペーンの「透明なままでゆけ。」というコピーにも表れていて、ブランドの一貫した軸になっている。 この炭酸水版は、2020年に「キリンレモン スパークリング 無糖」として発売された後、2023年3月に処方とパッケージを一新し「キリンレモン 炭酸水」へ改称。容量も450mlから500mlへ変わった。現行品の原材料はレモンエキス・炭酸・香料・酸味料で、果汁は使っておらず無糖・無果汁の設計になっている。 サイダー版とは別物の、すっきり系 通常の「キリンレモン」(加糖・着色ありのサイダー)とは対照的に、この炭酸水版は無糖でレモンの香りだけを効かせたすっきりした後味が特徴だ。炭酸の強さは、いわゆる強炭酸水ジャンルの製品と比べるとやや穏やかで、きめ細かい泡感を楽しむタイプという印象を受けた。 キリンレモン 炭酸水Amazonで見る → 割材として使う場合、レモンの香りと酸味はハイボールや酎ハイに合わせやすいが、風味の濃さそのものは控えめなので、しっかりしたレモン感を求める人には少し物足りなく感じられるかもしれない。そのまま飲んで爽やかさを楽しむ用途の方が向いていると思う。 98年分の歴史が詰まったブランド CMソング「キリンレモンのうた」は1961年に作られ、以降長くCMで使われ続けている。1966年から「さわやかさん」というイメージキャラクターが起用され、2008年の80周年CMでは「巨人の星」とのコラボ企画まで実施されたという。戦時中は贅沢品として重税を課され製造が停滞した時期もあったというから、ここまで長く生き残ってきたブランドというだけで相応の重みを感じる。 価格・入手性 500ml×24本のケースで、実勢価格はAmazon.co.jpで2,000円前後、価格.com調べでも1,980円あたりが目安になる。楽天など店舗によっては2,600円台〜3,700円台と幅があるので、購入前に価格を見比べておきたい。 キリンレモン 炭酸水Amazonで見る → 公式の出荷終了品一覧にも本品の記載は見当たらず、2026年時点でも現行品として流通が続いているようだ。 98年前から変わらない「透明であること」へのこだわりを、無糖・無果汁という現代的な形にそのまま落とし込んだ一本だと思う。派手な主張はないが、ブランドの背骨がぶれていないことがよく分かる商品だ。 関連記事: レモン2個分の酸味に振り切った、キレートレモン Wレモン · 禁酒法時代を生き延びた甘口、カナダドライ ジンジャーエール · カナダドライ ザ・タンサン ストロングは泡だけで勝負する · 「史上最強」の泡は本当か?アイシー・スパーク from カナダドライ レモン

2026年9月18日 · 1 分 · 41 文字 · kingsworksub-jpg