制作PCのファン音を録音に入れない、静音ケースより先に効く距離とマイクの向き

歌やナレーションを録って、ヘッドホンで聴き返したときに「サー」という音が底に敷かれていることに気づく。エアコンを止めても消えない。原因をたどると、足元の制作PCのファンだった、というのは宅録ではよくある話だと思う。部屋が静かになる冬の夜ほど、この音はよく目立つ。 PCを静かにする方法を調べると、たいてい静音ケースや静音ファンの話から始まる。もちろん効果はあるのだが、録音に入るノイズの量で並べ直すと、お金のかからない対策のほうが先に来ることが多い。この記事では、マイクに届くファンの音を減らす手段を、効き目の大きい順・費用の小さい順に並べていく。最後にケースの話をするのは、それが一番最後でよいことが多いからだ。 録音に入る音は、PCの音量とマイクの拾い方の両方で決まる タワー型のケースは前面と側面に吸気口があり、ファンの音はそこから漏れてくるPhoto: Dmitry Makeev / CC BY-SA 4.0 まず目安になる数字を並べておく。夜の寝室の静けさはおよそ25〜30dB(A)で、手を入れていない一般的なデスクトップPCは、アイドル時でも1m離れた位置で30〜40dB(A)ほど出ていることが多い。つまり、ふつうのPCは部屋の静けさより一段大きい音を出している。静音を意識して部品を選び、ファンの回転を抑えたPCなら、アイドル時に20dB台の半ばまで下げられる。ここまで来ると、部屋の暗騒音とほとんど区別がつかなくなる。 ただ、録音で問題になるのはPCそのものの音量ではなく、マイクに届いた声とファンの音の比率だ。声が大きく入ってファンが小さく入れば、ファンの音はミックスの中で埋もれる。逆に、PCが静かでも、マイクを口から離して感度を上げれば、わずかなファンの音も一緒に持ち上がる。だから対策は2方向に分かれる。PCが出す音を減らすことと、マイクがその音を拾いにくくすることだ。 先に後者から片づけたい理由は単純で、マイクの向きと位置を変えるのにはお金がかからないうえ、効果がPC側の対策と同じくらい大きいからだ。 最初にやるのはマイクの向き、背中の「死角」をPCに向ける 単一指向性のマイクは、正面の音をよく拾い、横や後ろからの音を弱めて拾う。どの角度でどれだけ弱まるかは指向性の種類で決まっていて、ファンの音を避けるにはこの形を知っておくと役に立つ。 いちばん一般的なカーディオイドは、真横(90度)で正面より約6dB下がり、真後ろ(180度)で感度がほぼゼロになる形をしている。理屈の上では真後ろが完全な死角で、市販のマイクでも真後ろは正面より15〜25dBほど低く収まることが多い。カーディオイドのマイクなら、マイクの背中を真っすぐPCに向けるのが正解になる。 一方、スーパーカーディオイドやハイパーカーディオイドは、正面の拾う範囲がより狭いかわりに、真後ろに小さな「拾う領域」が残っている。死角は真後ろではなく斜め後ろにあって、スーパーカーディオイドでおよそ126度、ハイパーカーディオイドでおよそ110度の方向になる。真後ろの感度は、スーパーカーディオイドで約12dB、ハイパーカーディオイドで約6dB下がる程度だ。この種類のマイクで背中をPCに向けると、かえってファンの音を拾ってしまう。PCを斜め後ろに置くようにマイクを振るほうがよい。ダイナミックマイクの配信向けモデルにはこのタイプが多いので、仕様表で指向性を一度確かめておきたい。 もうひとつ大きいのが口とマイクの距離だ。声とファンの比率は、口に近づくほど声の側に傾く。ダイナミックマイクが宅録の雑音に強いと言われるのは、感度が低いぶん口元5〜10cmほどまで寄せて使う前提になっていて、結果として声の割合が大きくなるからだと思う。コンデンサーマイクを20〜30cm離して使うと、部屋の音もファンの音も素直に入ってくる。コンデンサーで録りたい場合でも、距離を半分にして入力ゲインを下げるだけで、ファンの割合はかなり減る。 距離を倍にすると6dB、ただし部屋の反射が上限を決める 背面には映像出力とUSBが集まる。PCを離して置くと、ここから伸びるケーブルの長さが問題になるPhoto: Dmitry Makeev / CC BY-SA 4.0 音は、障害物のない空間では距離が倍になるごとに約6dB小さくなる。マイクから50cmのところにあったPCを1mに離せば6dB、2mなら12dB下がる計算だ。ファンを交換して数dB下げるのと比べると、置き場所を変えるだけでそれ以上の差が出ることがある。 ただし、この法則がそのまま成り立つのは反射の少ない空間だけだ。ふつうの部屋では、壁や床、机の天板で跳ね返った音が部屋中に回っていて、ある距離から先は離しても音量があまり下がらなくなる。直接届く音と反射して回ってくる音が同じ大きさになる距離を臨界距離と呼び、硬い壁に囲まれた狭い部屋ほどこの距離は短い。6畳の部屋の中でPCの位置を動かしても、離した効果が途中で頭打ちになるのはこのためだ。 それでも、部屋の中でできることはある。いちばん効くのは、PCとマイクのあいだに「遮るもの」を置くことだ。机の上に置いていたPCを机の下に降ろし、天板がマイクとPCのあいだに入るようにするだけで、直接届く音はかなり減る。PCの吸気口や排気口がマイクのほうを向かないよう、ケースの向きを90度回すのも効く。ファンの音は開口部から出ていくので、正面の吸気や背面の排気がどちらを向いているかで、マイクに届く量が変わる。 振動にも気を配りたい。PCを机の上に置くと、ファンや電源の細かな振動が天板に伝わり、同じ机にクランプしたマイクアームを通じてマイクまで届くことがある。この経路だと低い「ブーン」という音になり、ノイズ除去でも取りにくい。PCを床に降ろし、柔らかいシリコン製の脚やゴムのインシュレーターを挟めば、振動の多くを切り離せる。ただ、毛足の長いカーペットの上に直に置くと、底面の吸気口がふさがって温度が上がるので、板を一枚敷いてからにしたほうがよい。 別室に置くなら、ケーブルの長さが上限を決める 部屋の外にPCを出してしまえれば、壁一枚ぶんの遮音が手に入る。スタジオで機材室を分けるのと同じ考え方で、ファンの音の問題はこれでほぼ片づく。押し入れや隣の部屋にPCを置き、モニターとキーボード、マウス、オーディオインターフェースだけを手元に残す形だ。 この場合に問題になるのはケーブルの長さだ。USBの規格では、USB 2.0のケーブルは5mまで、USB 3.xの受動ケーブルはおおむね3mまでが目安になっている。多くのオーディオインターフェースはUSB 2.0で動くので、5m以内に収まればふつうのケーブルで足りる。それより長くするなら、中に信号を中継する回路を持ったアクティブ延長ケーブルを使う。USB 2.0なら10〜20m程度の製品が一般的で、LANケーブルや光ファイバーで延ばす延長器を使えば、さらに遠くまで届く。ただ、アクティブ延長ケーブルとオーディオインターフェースの相性は製品ごとに差があるので、録音の本番前に長時間の再生と録音で途切れないかを確かめておくと安心だ。 映像は、HDMIやDisplayPortの銅線ケーブルが長くなると映らなくなったり、ちらついたりする。10mを超えるような距離なら、中身が光ファイバーになっているアクティブ光ケーブル(AOC)を選ぶ。こちらは数十mの製品もあり、細くて取り回しもよい。映像とUSBをまとめて1本のLANケーブルや光ファイバーで送るKVMエクステンダーという機器もあり、PCを本格的に別室に置くならこれが一番すっきりする。 押し入れやラックの中にPCを入れるときは熱に注意したい。扉を閉め切った狭い空間では、PCが吐いた暖かい空気がそのまま吸気に戻り、温度が上がってファンがかえって高回転で回り続ける。扉を少し開けておく、ガラリ戸のように空気が抜ける扉にする、空間の上下に通気の経路を作るといった工夫をして、PCの温度を一度確かめておくとよい。 録音のあいだだけ、回っているファンを止める 小さなファンは同じ風量を出すために速く回る必要があり、そのぶん高い音が出やすいPhoto: Mkhan4793 / CC BY-SA 3.0 置き場所を変えられないなら、次はPCの中で回っているものを減らす。録音中のPCは、DAWで数本のトラックを再生しながら1本を録っているだけのことが多く、負荷はそれほど高くない。それなのにファンが回っているのは、設定がその負荷に合っていないからということがよくある。 まず手を付けたいのはファンの回転数の設定だ。マザーボードのBIOS(UEFI)には温度に応じたファンの回転カーブを設定する画面があり、初期値は安全側に寄せて、少し温度が上がるとすぐ回転を上げるようになっていることが多い。CPUの温度が50℃前後までは低い回転のまま据え置き、そこから緩やかに上げていくカーブにするだけで、録音中のような軽い負荷ではファンの音がかなり下がる。Windowsなら「FanControl」という無料のソフトで、CPUやケースのファンに加えてグラフィックボードのファンまで一つの画面でカーブを決められる。BIOSの設定はマザーボードの温度しか見られないので、両方をそろえて管理したいときに便利だ。 グラフィックボードは、最近のモデルなら負荷が軽いあいだファンが完全に止まる機能を持っているものが多い。メーカーによって呼び方は違うが、だいたい50〜60℃を下回るとファンが止まり、ヒートシンクだけで冷やす仕組みだ。DAWの画面を表示しているだけならこの範囲に収まるので、録音中はほぼ無音になる。この機能が切れていないか、ユーティリティの設定を一度見ておきたい。 電源ユニットにも、負荷が軽いあいだファンを止めるセミファンレスのモデルがある。PC全体の消費電力に対して容量に余裕のある電源を選ぶと、録音中のような軽い負荷ではファンが回らないまま動く。電源を買い替える機会があれば、この機能の有無は見ておいてよい項目だと思う。 ハードディスクが残っているなら、録音用のドライブはSSDに替えたい。ハードディスクは円盤の回転音とヘッドが動くときのカリカリという音を出し、振動もケースに伝える。素材の保管用に残すとしても、録音中は使わないようにしておくと安心だ。 最後に、録音を始める前の習慣も効く。ブラウザや同期ソフト、Windowsの更新やファイルの索引付けがバックグラウンドで動くと、CPUの負荷が上がってファンが回り出す。録音の前に不要なソフトを閉じておけば、それだけで静かな時間が長くなる。グラフィックボードが「キーン」という高い電気的な音(コイル鳴き)を出す場合は、描画のフレームレートを抑えると小さくなることが多い。 ファンを大きく、遅く回す。140mmへの交換 左が140mm、右が120mm。羽根が大きいほど、同じ風量を低い回転で出せるPhoto: Bretwa / CC BY-SA 4.0 設定を詰めてもまだ音が気になるなら、ここで初めて部品にお金をかける。ケースファンの交換は、静音ケースへの買い替えよりずっと安く済み、効果も分かりやすい。 考え方は「大きなファンを遅く回す」に尽きる。ファンの騒音は回転数に強く依存していて、ファンの相似則と呼ばれる経験則では、回転数が半分になると騒音はおよそ15dB下がるとされる。羽根の直径が大きいファンは一回転で動かせる空気の量が多いので、同じ風量を低い回転で出せる。80mmや92mmの小型ファンが高い音で唸るのに対して、140mmのファンが低い回転でゆっくり回っていると、音はかなり穏やかになる。ケースが140mmのファンに対応しているなら、120mmから140mmに替えるのがいちばん効率のよい交換だと思う。 選ぶときは、最大回転数よりも「低い回転でどれだけ静かか」と、回転数を細かく制御できるPWM対応かどうかを見るとよい。静音ファンの定番であるNoctuaの第2世代モデル、NF-A14x25 G2 PWMは、メーカー公称で最大1500rpm・24.8dB(A)、120mmのNF-A12x25 G2 PWMは最大1800rpm・22.5dB(A)で、最高回転を抑えた低速版(LS-PWM)も用意されている。be quiet!のSilent Wings 4シリーズやArcticのPシリーズも、140mmで静かに回るモデルとして選択肢に入る。どれを選んでも、先ほどのファンカーブで回転を抑えて使うことが前提になる。 ...

2026年10月11日 · 1 分 · 144 文字 · kingsworksub-jpg

6畳10万円の宅録、買う順番を決めるとマイクは3番目になる

宅録を始めたいという話になると、たいてい最初に出てくるのはマイクの名前だ。気持ちはよく分かる。音を拾う道具なのだから、そこが音質を決めていそうに見える。ただ、6畳の部屋に10万円という条件で並べ直してみると、マイクが先頭に来ることはまずない。先に手を打たないと取り返しがつかない場所が、マイクより手前に2つある。 この記事では、限られた予算をどの順番で割り振るかという話を、機材の選び方だけでなく、部屋の寸法が作る物理的な制約と、机をどこに置くかまで含めて整理していく。なお挙げる価格は2026年10月時点の実勢で、為替と在庫でよく動く。細かい数字より、どれとどれが同じ桁なのかという関係のほうを見てほしい。 10万円という予算の輪郭 最小構成の録音机。足りないものを数えるより、何が要らないかを決めるほうが早い Photo: Subhashish Panigrahi / CC BY-SA 4.0 10万円は、宅録の予算としては中途半端な額だと思う。全部をそこそこの品質で揃えるには足りないし、一点豪華主義でマイクだけを良くしても、その音を受け止める側が貧弱なら意味がない。だから配分を決める作業そのものが、この予算帯の本体になる。 必要なものを機能で数えると、パソコンに音を入れる経路、出てきた音を判断する手段、音を拾う道具、それらを物理的に支える小物、そして部屋そのもの、の5つになる。このうち小物までの4つで7万円から8万円、残りを部屋に回す、というのが現実的な線だ。この順番にしたのには理由があって、上から順に「無いと録音が成立しない度合い」と「後から買い替えると損をする度合い」が高くなっている。 逆に言えば、この5つの外にあるもの——プラグイン、MIDIキーボード、スピーカー——は最初の10万円には入れないほうがいい。どれも後から足せるし、足しても手持ちの環境が無駄にならない。特にスピーカーは、後で触れる理由から、6畳の未処理の部屋では投資効率が極端に悪くなる。 1番目、オーディオインターフェイス インターフェイスにマイクとヘッドホンを足したセット売り。入口を1本通すのに必要なものがここに揃う Photo: Matt Vanacoro / CC BY 2.0 最初に押さえるのはオーディオインターフェイスだ。マイクをパソコンに繋ぐための箱、と言ってしまえばそれまでだが、この箱が持っている機能は想像より多い。マイクを動かすためのファンタム電源、小さな信号を扱える大きさまで持ち上げるプリアンプ、アナログをデジタルに変換する部分、そして録音中の自分の声を遅れなく返すダイレクトモニタリング。どれか一つでも欠けると、録音という作業が成立しないか、成立しても気持ちよく進まない。 入門価格帯は2万円台から4万円台にかたまっている。Focusrite Scarlett 2i2(第4世代)が2万8千円台、Audient iD4 MkII が2万5千円から2万8千円あたり、MOTU M2 が3万6千円前後、SSL 2+ MkII が4万6千円前後。もう少し安く済ませたいなら、入力が1系統の Scarlett Solo が2万円前後まで下がる。歌を録るだけなら入力は1系統で足りるので、ここで数千円浮かせて他に回すのは賢い判断だと思う。 ヤマハ系を考えている場合は型番に注意が要る。Steinberg の UR22C は2025年10月にハードウェア部門がヤマハブランドへ移り、現行は URX22C という名前になった。Steinberg はソフトウェア専業になったので、いま「Steinberg のインターフェイス」を探すと旧モデルの在庫に当たることになる。新しい URX 系は DSP ミキサーを内蔵していて、配信を視野に入れるならこの機能が効いてくる。 入門機で見るべき点は4つに絞れる。マイク入力が何系統あるか、ファンタム電源が載っているか、USB バスパワーで動くか、そしてループバックがあるか。ループバックはパソコンで鳴っている音を録音側に送り返す機能で、配信や実況をやるなら必須に近い。MOTU M2 や SSL 2+ MkII は最初から備えている。逆に、サンプリングレートが192kHzまで対応しているかどうかは、この予算帯ではほぼ気にしなくていい。 2番目、ヘッドホン MDR-7506。カールコードと折りたたみ機構は録音現場の都合に合わせた設計になっている Photo: Ashley Pomeroy / CC BY 4.0 2番目にヘッドホンを置くのは、6畳という条件があるからだ。スピーカーで音を聴くという行為は、スピーカーから直接届く音と、壁や天井で跳ね返ってきた音を、まとめて耳に入れることを意味している。狭い部屋ほど跳ね返りが早く強く戻ってくるので、鳴っている音とは違う音を聴きながら判断することになる。ヘッドホンはこの経路を丸ごと省略してくれる。 ...

2026年10月3日 · 2 分 · 222 文字 · kingsworksub-jpg

コンデンサーマイク5本比較 — 指向性と電源から選ぶ、宅録の最初の一本

導入 宅録を始めるなら、マイク選びが最初の分岐点だ。ダイナミックマイクと違い、コンデンサーマイクは電源(48V ファントム電源)を必要とするため、つなぐ機材の条件も確認が要る。また、指向性(単一指向性か広い感度か)、周波数特性、インピーダンスなどの違いで、録音に映る「空間感」や「音の表情」が大きく変わる。 本記事では、初心者向けから定番の高級機まで、5台のコンデンサーマイクを並べた。評価軸は、セットアップのしやすさ、操作感、マイク立ち上げの速さ、将来の拡張性、そして耐久性の5つ。同じジャンル内でも、価格の差がどこに消えているのかを見ていこう。 評価軸の考え方 ハードウェアマイクの評判を分けるのは、以下の5点だ: セットアップ: ケーブル接続、電源確認、接地処理などの初期設定の簡単さ 操作性: マイク本体での調整可能性、ゲイン調整の自由度、マウント交換の容易性 マイク立ち上げ: 「宅録を始めたい」というタイミングから、実際に使えるレベルまでの時間と手間 拡張性: 他のマイク、プリアンプ、オーディオインターフェイスとの組み合わせ柔軟性 耐久性: 経年変化、湿度・温度変化への耐性、修理サポートの手厚さ これらの軸で5本を評価する。 各製品の詳細 Audio-Technica AT2020 — エントリーの定番 Audio-Technica AT2020Image: Audio-Technica / 公式サイト AT2020 は宅録の入門機として、ここ20年不動の位置にある。単一指向性(カーディオイド)で、スピーカーやバウンスした音を拾いにくく、ボーカル録音に適している。48V ファントム電源が必須だが、ほぼすべてのオーディオインターフェイスが対応しているため、セットアップの手間は最小限だ。 周波数特性は 20Hz 〜 20kHz で標準的。インピーダンス 100Ω という低インピーダンス設計のため、長いマイクケーブルでも扱いやすい。付属するのはスタンドマウントだけなので、ショックマウントやポップフィルターは必要に応じて買い足すことになるが、それを含めても5本の中でいちばん手頃に始められる。 音は明るくクリアで、ボーカルが前に出てくる。構造がシンプルで壊れにくく、長く使える一本だと思う。 セットアップ 4 / 操作性 4 / マイク立ち上げ 5 / 拡張性 3 / 耐久性 4 RODE NT1 5th Generation — ノイズフロアの低さが利点 RODE NT1-A の振動板(NT1 シリーズの旧モデル)Photo: ElooKoN / CC BY-SA 4.0 RODE NT1 5th Generation は、2023 年 2 月に発表された NT1 の最新世代だ。単一指向性のカーディオイドで、AT2020 と用途は似ているが、ノイズフロアの低さに加えて、XLR と USB-C の両方で接続できる点が大きな違いになる。 ...

2026年10月3日 · 2 分 · 332 文字 · kingsworksub-jpg