VOX 強炭酸水 コーラフレーバーは香りだけのコーラになれるか

フォルダ株式会社が手がける炭酸水ブランド「VOX」には、ストレート・シリカ・レモン・ミント・コーラの5ラインアップが並ぶ。違うのは香りの種類だけかと思いきや、その中に「無糖なのにコーラの香りがある」一本が混じっている。多数派ではない一例として据えて、妙味と限界を見ていく。 まず、VOX を作った会社の体格から VOX 強炭酸水 コーラフレーバー 500ml×24本画像提供:FOLDA公式オンラインモール フォルダ株式会社は2006年2月設立。資本金5,000万円、2025年12月期の売上高52.3億円、従業員数は連結49名と、中規模メーカーとしてはほどよい規模だ。本社は東京都渋谷区。事業内容には「食品、飲料、日用品の企画・販売・製造」と書かれていて、飲料を自社で製造する体制を採っている。 製造拠点は宮城県刈田郡蔵王町の蔵王工場で、2023年4月に荒井商事からミネラルウォーター事業を譲り受けた経緯がある。VOX の原料水まわりも、この移管と無関係ではない。 パッケージ設計から容器、そして中身まで自社で手がけている。企画と制作が同じ会社の中で回っているため、仕上がりに一貫性があると思う。 VOX ブランドはこの体制で2016年に始まった。Sports・Music・Fashion・Art —— 4つのカルチャーを軸に、炭酸という素材を取り巻く文化的な環境を一緒に作っていく、という方針だ。ブランドメッセージは「CHANGE YOUR LIFE」で、「炭酸の力でLIFEをCHANGEする」とある。 製品ページの「イベントのオーガナイズやコンテンツのアーカイブ、サンプリングや賞品提供を通じてライフスタイルの中に炭酸があるシーンを創る」という記述を見ると、飲料メーカーとしての一歩先にある立ち位置を意図している印象を受ける。 5.0GV は業界でどのあたりの位置なのか 数字の話に戻そう。VOX が掲げる「VOLUME MAX 炭酸充填量 5.0GV」の 5.0GV とは、どれくらいの量なのか。 GV はガスボリュームの略称で、飲料1Lに溶け込む炭酸ガスの体積(L)を指す。5.0GV なら、1L の水に対して5L の炭酸ガスを溶かし込んでいることになる。炭酸は水温が低いほど溶けやすく、充填量に比例して開封時の泡立ちと飲んだときの刺激が強くなる。 2026年時点で公開されている主な国内品目の充填量を並べてみるとこうなる。 炭酸充填量 商品名 販売元 6.0GV 炭酸水KUOS Premium 株式会社OTOGINO 5.5GV ストロング5.5 強炭酸水 アイリスオーヤマ株式会社 5.5GV 炭酸水KUOS 株式会社OTOGINO 5.2GV 龍馬 POWER SODA 日本ビール株式会社 5.1GV 糸島 強炭酸水 株式会社スターナイン 5.0GV VOX フォルダ株式会社 5.0GV 富士山の強炭酸水 アイリスオーヤマ株式会社 5.0GV 伊賀の天然水 強炭酸水 サンガリア 5.0GV CRYSTAL SPARK アイリスオーヤマ株式会社 5.0GV 四万十のめぐみ 強炭酸水 株式会社MATSUMOTO Water VOX は国内公表品の中で、6.0GV のKUOS Premium を先頭に置いたときの 5.0GV グループ に位置する。表現ぶりで言えばかなり高い側に属する。 ...

2026年9月26日 · 2 分 · 218 文字 · kingsworksub-jpg

190ml缶で飲み切る強炭酸、神戸居留地 スパークリングウォーター

スーパーや業務スーパーの棚でよく見かける「神戸居留地」の炭酸水。缶190mlという飲み切りサイズの強炭酸水「スパークリングウォーター プレーン」を、隅から隅まで見ていく。 富永貿易という会社と、「神戸居留地」ブランド 神戸居留地 スパークリングウォーター 強炭酸水 プレーン 190ml×30本Amazonで見る → 製造・販売元は富永貿易株式会社。1923年創業、1949年設立という長い歴史を持つ神戸の会社で、本社は神戸市中央区御幸通にある。「ファブレスメーカー」「商社」「OEM」の3本柱で食品・飲料を幅広く手掛けており、売上高は400億円を超える規模だ。「神戸居留地」はその関連会社である富永食品が1994年から展開しているソフトドリンクブランドで、炭酸水だけでなくコーラやサイダー、コーヒー、緑茶・烏龍茶・紅茶、果汁飲料、さらにはチューハイ・ハイボールといったアルコール飲料まで抱える、思いのほか懐の深いラインナップになっている。 ブランド名の「神戸居留地」は、明治期に神戸に置かれた外国人居留地(旧居留地)にちなんだ名前だと考えられる。旧居留地は西洋の近代都市計画を取り入れた地区として知られ、今も神戸を象徴するエリアのひとつだ。ただし、ブランド名の由来を公式に説明した一次情報は見当たらなかったので、この点は地名にあやかったブランド、という程度の理解にとどめておきたい。 中身は「水と炭酸」だけ 原材料表示を見ると、水と炭酸のみ。100mlあたりのエネルギーは0kcal、たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量もすべて0という、混じりけのないスペックになっている。糖もカロリーも気にせず飲めるプレーンな強炭酸水で、そのまま飲むのはもちろん、カクテルや焼酎、果汁飲料の割り材として使うことを前提に作られている商品だと感じる。炭酸ガス圧の具体的な数値や採水地までは公開情報として見つけられなかったが、「強炭酸」というだけあって、開けた瞬間の刺激はしっかりしている。 190ml缶という選択 この商品の個性は、なんといっても190mlという缶のサイズにある。500ml前後のペットボトルが主流の炭酸水市場の中で、あえて飲み切りサイズの缶を選んでいるのがポイントだ。一度開けたら炭酸が抜ける前に飲み切れるので、「気づいたら気の抜けた炭酸水が冷蔵庫に残っていた」という経験がある人には刺さる設計だと思う。ハイボールなら1〜2杯分にちょうどいい量で、ウイスキーや焼酎をソーダ割りにするときの割り材として使うと、無駄なく使い切れる感覚が気持ちいい。 一方で、まとめ買いをするとなると30本という本数はそれなりにかさばるし、缶を何度も開け閉めする手間は当然ペットボトルより増える。単価計算では大容量ペットボトルの方が割安になりやすい面もあるので、「毎回きっちり飲み切りたい派」か「まとめて作り置きしたい派」かで評価が分かれるところだろう。 炭酸の強さと味わい 神戸居留地 スパークリングウォーター 強炭酸水 プレーン 190ml×30本Amazonで見る → プレーンなので味の主張はほぼゼロで、評価のポイントは炭酸の強さと後味の軽さに絞られる。実際に飲んでみると、缶入りらしくしっかりとした刺激があり、ウィルキンソン タンサンのような定番の強炭酸水と比べても見劣りしない強さだと感じた。喉への当たりは強めだが、後味はすっきりしていて、変な癖が残らない。ハイボールの割り材として使うと、ウイスキーの香りを邪魔せずにガツンとした刺激を足してくれる印象で、割り材用途としての完成度は高いと思う。 なお、同じ「神戸居留地」ブランドには缶入りのハイボール(チューハイ)商品も別で存在する。名前が紛らわしいが、あちらは完成品のお酒であり、今回取り上げているのは糖もアルコールも入っていない無糖の割り材用炭酸水なので、混同しないよう注意したい。 パッケージと展開 同シリーズは350ml缶でも展開されており、プレーンのほかレモン味も用意されている。190ml缶はプレーン専用のようで、ペットボトルでの展開は見当たらなかった。缶飲料は炭酸が抜けにくく品質が保たれやすいというメリットもあり、190ml・350mlどちらも「缶で強炭酸を維持する」という設計思想が一貫している。 価格・現行性 Amazon.co.jpでは30本ケースが1,700円台からと、1本あたり60円前後で購入できる。価格比較サイトで見ると販売店によって価格差がそれなりにあり、公式オンラインショップでは定価から割引された価格で販売されていることもある。ふるさと納税の返礼品としても採用されているブランドで、2026年時点でも富永貿易の公式サイト・自社ECサイトの両方で現行商品として扱われており、販売終了やリニューアルの兆候は見当たらない。スーパーや業務スーパーでの店頭価格は1本50円前後からと、かなり手頃な部類に入る炭酸水だ。 派手さのない、素直な強炭酸水だと思う。味で語るタイプの商品ではないぶん、「缶で飲み切れる」「炭酸がしっかり強い」という2点をどう評価するかで満足度が決まる一本だ。ハイボールや酎ハイの割り材をあれこれ試している人には、一度試す価値のある選択肢だと感じた。 関連記事: 富士山の強炭酸水、地層が磨いた口当たり · 伊藤園 ミネラルストロングと、シリカという小さなこだわり · 強炭酸の元祖、ウィルキンソン タンサンが教えるシンプルさ

2026年9月20日 · 1 分 · 39 文字 · kingsworksub-jpg

サンガリア きれいな炭酸水、名古屋発のクセのない一本

缶コーヒーで名前を覚えた人が多いであろう「サンガリア」が出している無糖の炭酸水、「きれいな炭酸水」。派手な訴求も強炭酸を売りにする雰囲気もなく、静かに棚の一角に収まっているこの一本を、隅から隅まで見ていく。 サンガリアという会社の立ち位置 サンガリア きれいな炭酸水 185ml×30本Amazonで見る → サンガリアの正式な社名は日本サンガリアベバレッジカンパニー。ルーツは1951年創業の石山食品工業で、1971年に缶コーヒーを発売したのを機に知名度を上げ、1974年に現在の社名へ改めたという歴史を持つ。業界の缶飲料が130円前後に落ち着いている中でも、いまも100円前後の低価格帯を維持し、ディスカウントストアや100円ショップへの卸にも強いというのが、この会社らしい立ち位置だと思う。加温も冷凍もできるPETボトルを日本で早くに開発するなど、技術面で目立った実績も持つ会社だが、「きれいな炭酸水」自体は同社の「伊賀の天然水強炭酸水」などと並ぶ、あくまで低価格ラインの一角という扱いに見える。派手なブランディングをしていない分、価格の安さで選ばれる炭酸水なのだろう。 中身はいたってシンプル 原材料は水と炭酸、そして炭酸水素Na・塩化Ca・塩化Mgのみ。糖分も香料も入っていない、正真正銘のプレーン炭酸水だ。100mlあたりのエネルギーは0kcal、炭水化物も0g、食塩相当量は0.041g程度とごくわずか。カロリーや糖質を気にせず飲めるという意味では、この手の炭酸水に期待される役割をきっちり果たしている。缶は185mlのほか350mlの展開もあり、185mlは1回で飲み切れるサイズとして重宝している。 炭酸の強さと味わい ― 良くも悪くも「クセがない」 一口飲んでまず感じるのは、いい意味での素直さだ。塩化Caや塩化Mgが入っている分、ただの水よりはわずかにミネラルの気配があるが、これは風味として主張してくるほどのものではなく、あくまで後味をすっきりまとめてくれる程度の存在感だと感じる。炭酸の刺激そのものは、開けた瞬間はしっかりシュワっとくるものの、時間が経つとやや早めに落ち着いてくる印象があり、いわゆる「強炭酸」を看板にしているブランドと比べると持続力では一歩譲る。逆に言えば、キツすぎる炭酸が苦手な人や、ハイボールなどの割り材として炭酸感をコントロールしたい人には、ちょうどいい強さに落ち着いていると思う。 甘みも香りも一切ないので、味の好き嫌いが分かれる要素がほとんどない。これは物足りなさにもなり得るが、「炭酸水はとにかく安く、たくさん常備しておきたい」という使い方には、むしろ好都合な性格だと感じる。 似た立ち位置の炭酸水との違い サンガリア きれいな炭酸水 185ml×30本Amazonで見る → 無糖の缶入り炭酸水というと神戸居留地スパークリングウォーターも代表的な存在だが、あちらは「水と炭酸だけ」を前面に押し出しつつ強炭酸感をしっかり訴求してくるブランドだ。それに対してサンガリアの「きれいな炭酸水」は、強さそのものを売りにするというより、価格の手頃さとクセのなさで日常的に使い続けやすいポジションを取っているように見える。強炭酸マニア向けの一本というより、料理の下ごしらえやお酒の割り材、日々の水分補給まで幅広く回せる、間口の広い炭酸水という捉え方がしっくりくる。 価格・現行性 まとめ買いなら185ml×30本セットで1,300円前後から見つかることが多く、店舗によっては2,000円台になることもある。単価にすると1本あたり50円前後で、この価格帯を維持しているところにサンガリアらしさが出ている。パッケージや中身が大きく変わったという告知は特に見当たらず、通販サイト・実店舗のいずれでも現行商品として問題なく流通している。無糖炭酸水は世界的にも「加糖飲料の健康的な代替」として需要が伸びている分野だが、その中でこの一本は、値段の分かりやすさで選ばせる王道の路線を貫いているように感じる。 派手さも強炭酸自慢もなく、ただ安くてクセのない炭酸水を淡々と作り続けている。そのあたりの潔さが、缶コーヒーで名前を覚えた会社らしいと言えば言える一本だと思う。 関連記事: サンペレグリノが世界のテーブルに選ばれる理由 · ビールでもノンアルでもない、北海道富良野ホップ炭酸水という第三の選択 · ヨサソーダの飲み切りサイズが正解だった理由

2026年9月20日 · 1 分 · 29 文字 · kingsworksub-jpg

CRYSTAL SPARK ラムネで、果汁ゼロの瓶の記憶をたどる

夏祭りの屋台で飲んだ、ビー玉入りの瓶のあの香り。アイリスオーヤマの無糖強炭酸水ブランド「CRYSTAL SPARK」からは以前グレープソーダを取り上げたが、同じシリーズの「ラムネ」は人気投票を勝ち抜いて定番入りした一本だと知り、改めて隅々まで見ていくことにした。 期間限定から定番へ、異例の昇格 CRYSTAL SPARK ラムネAmazonで見る → CRYSTAL SPARKはアイリスオーヤマグループの食品会社アイリスフーズが2024年7月に立ち上げた無糖強炭酸水ブランドで、プレーン・レモン・和梨・ゆず・マスカット・ジンジャーエールといったフレーバーを軸に展開してきた。ラムネはもともと2025年春夏の期間限定フレーバーとして登場したのだが、歴代の期間限定フレーバーの中で人気No.1という結果を受けて、2026年2月にグレープソーダの新発売と同時に通年の定番ラインナップへ昇格している。期間限定で終わらず定番になった、というのはこのシリーズの中でもラムネだけの経歴だ。 原材料は水(鉱水)・炭酸・香料のみで、グレープソーダと同様に果汁は使われていない。100mlあたり0kcal・糖類0gという設計も共通で、あくまで香料でラムネらしさを組み立てているのが最大の特徴だと思う。 ビー玉の瓶を知らなくても、香りだけで伝わる設計 そもそもラムネという飲み物自体、江戸時代末期に伝わった「レモネード」が語源とされ、瓶の口をビー玉で塞ぐ独特の容器で親しまれてきた清涼飲料だ。この商品はペットボトル入りの無糖強炭酸水でありながら、香料の配合だけであの瓶ラムネ特有の甘酸っぱい香りを再現しようとしている。実際に飲んでみると、口に含んだ瞬間の香り立ちはしっかりラムネそのもので、後味はキレよくすっと引いていく。想像していたよりも香りの再現度が高く、少し驚いた。 強炭酸を謳う分、ガスの刺激もかなりしっかりしている。甘い香りに反してうっすら酸味を感じる後味は、いかにも「無糖の清涼飲料水」らしい仕上がりで、糖分を気にせず気軽に飲めるのがありがたい。 割材としての立ち位置と、価格・入手性 CRYSTAL SPARK ラムネAmazonで見る → パッケージには割り材としての用途がはっきり書かれていて、無糖・無果汁だからこそチューハイやサワーの割材にもそのまま使いやすい。ラムネ味のサワーというのも、考えてみればコンビニの棚に並んでいそうな組み合わせで、家庭で再現できるのは地味に嬉しいポイントだと思う。 価格は500ml×24本のケースでAmazonの通常時1,500円台〜、セール時には1,300円を切ることもあるようで、3,000円という上限には全く届かない手頃さだ。楽天やYahoo!ショッピング、アイリスプラザの公式通販でも扱いがあり、2026年9月時点で販売は続いている。定番フレーバーに昇格した経緯もあり、グレープソーダのような季節限定終了のリスクは今のところ気にしなくてよさそうだ。 まとめ 香料だけで瓶ラムネの記憶を呼び起こしてくるあたり、CRYSTAL SPARKというブランドの香料設計の技術力はやはり侮れない。無糖・カロリーゼロという制約の中で、ここまで「らしさ」を出せているのは素直にすごいと思う。期間限定を勝ち抜いて定番になっただけあって、シリーズの中でも安心して選べる一本だ。 関連記事: 三ツ矢サイダーの透明な甘さは140年でどう守られてきたか · 三ツ矢サイダーZEROは142年目に見つけたゼロの答え · 香りだけで満足できるか?CRYSTAL SPARK グレープソーダの無糖設計 · OZA SODAの改名に込められた二つの意味

2026年9月19日 · 1 分 · 34 文字 · kingsworksub-jpg

サンペレグリノが世界のテーブルに選ばれる理由

緑色のガラス瓶に赤い星のロゴ、一流レストランのテーブルでよく見かける炭酸水がある。イタリア・ロンバルディア州の小さな温泉町で1899年から作られ続けているサンペレグリノを、隅々まで見ていく。 アルプスの麓、地下400メートルから サンペレグリノ 炭酸水 PET 500ml×24本Amazonで見る → サンペレグリノの水源があるのは、ベルガモ県の温泉町サンペッレグリーノ・テルメ。この地の湧き水が薬効で知られるようになったのは13世紀ごろからで、1509年にはレオナルド・ダ・ヴィンチがこの水を調べに訪れ、論考まで残したという逸話が伝わっている。ベル・エポック期には温泉リゾートとして栄え、グランドホテルとカジノが建てられた歴史も持つ町だ。 水は地下およそ400メートルから汲み上げられ、石灰岩や火山岩の地層を通る過程でミネラルを蓄える。ボトリング会社としての創業は1899年、初年度の生産量はわずか35,343本(うち輸出5,562本)というから、今の規模から見れば驚くほど小さなスタートだったことになる。 「天然炭酸」ではあるけれど サンペレグリノというと「天然の強炭酸」というイメージを持たれがちだが、正確には少し違う。水源そのものはほぼ無炭酸に近い状態で湧き出しており、炭酸ガスは同じ水源の、より深い地層から別途採取したものを精製・貯蔵し、ボトリングの際に改めて注入している。「天然に湧いている泡をそのまま瓶に詰めている」わけではなく、「同じ土地から採れたガスを、人の手で組み合わせている」というのが実態に近い。 ミネラル分はかなり豊富で、カルシウム164mg/L、マグネシウム49.5mg/L、重炭酸イオン243mg/L、硫酸イオン402mg/Lあたりが目立つ数値。日本の輸入元の表記では硬度638mg/Lとされていて、いわゆる超硬水に分類される。pHは水源で7.6、ボトリング後は5.7まで下がるという。 きめ細かい泡と、ミネラルに由来するどっしりとした口当たりが特徴で、ペリエのような鋭い刺激とは方向性が違うと感じる。塩味がうっすら効いていて、酸味は穏やかめ。喉の奥ではなく舌の奥側に効いてくる感覚があり、ここは好みが分かれるところだと思う。 星のロゴと、一流レストランの定番という立ち位置 緑色のガラス瓶は1899年のボトルデザインがベースになっている。フランスのヴィシー風のボトル型を使ったことから、サンペッレグリーノ・テルメが「イタリアのヴィシー」と呼ばれていた歴史にちなむ形だという。赤い五角星のロゴも創業当初からのもので、2003年に一度大きく刷新されている。瓶の首に巻かれた水色のレース模様のラベルは王冠を留めるワイヤーを覆う役割を兼ねていて、肩のラベルにはサンペッレグリーノの街並みとアルプスの稜線が描かれている。 このブランドが強く結びついているのが、一流レストランの世界だ。姉妹ブランドの非炭酸水アクア・パンナとともに「世界のベストレストラン50」のオフィシャルパートナーを長年務めていて、2019年には協賛120周年を同イベントで祝ったほど。ペリエやエビアンと並ぶ存在でありながら「食のプロが選ぶ水」という文脈で語られることが多いのは、このスポンサーシップの積み重ねが大きいのだと思う。 所有関係にも触れておくと、1997年にネスレ(当時のペリエ・ヴィッテル)に買収されるまでは独立系のブランドだった。ここ最近ではさらに動きがあって、ネスレは水・プレミアム飲料事業を「Peranel」として2025年に分社化し、2026年7月には米投資会社プラチナム・エクイティにその50%を売却すると発表している。買収完了は2027年前半の見込みで、サンペレグリノは今まさに所有構造が変わりつつあるブランドということになる。 日本での立ち位置と価格 サンペレグリノ 炭酸水 PET 500ml×24本Amazonで見る → 日本には複数の輸入・卸ルートを通じて入ってきている。ワイン卸の株式会社モトックスが2017年7月から正規輸入元になったと発表しているほか、日仏貿易も自社サイトで取り扱いブランドとして紹介していて、業務用と一般小売とでルートが分かれているような形になっているようだ。 店頭では、レストラン向けにもなじみのあるガラス瓶と、家庭向けのPETボトルの両方が流通している。今回取り上げているPET500ml×24本のケースは、価格.com調べで3,000円台前半、ガラス瓶の同本数だと5,000円台後半〜6,000円台とかなり差があるので、日常使いならPET、少し格を出したい場面ならガラス瓶、と使い分けるのが現実的だと思う。生産終了や仕様変更の情報は見当たらず、2026年時点でも通常通り流通が続いている。 一流レストランの顔として名前が先行しがちなブランドだけれど、中身は「同じ水源のガスを丁寧に組み合わせて瓶に戻す」という、地味だけれど手間のかかる仕事の積み重ねでできている。ミネラルの効いた重めの泡が好みに合えば、割材としても単体でも長く付き合えるタイプの炭酸水だと思う。 関連記事: ビールでもノンアルでもない、北海道富良野ホップ炭酸水という第三の選択 · ヨサソーダの飲み切りサイズが正解だった理由 · サンガリア きれいな炭酸水、名古屋発のクセのない一本

2026年9月19日 · 1 分 · 33 文字 · kingsworksub-jpg

OZA SODAの改名に込められた二つの意味

楽天のランキングで水・ソフトドリンク部門1位を何度も獲得している、じわじわと支持を広げている強炭酸水がある。もとは「ZAO SODA」という名前だったこの炭酸水、OZA SODAを隅々まで見ていく。 改名に込められた二重の意味 OZA SODAAmazonで見る → 製造・販売元は東証プライム上場のライフドリンクカンパニー。もともとは山形県山形市・蔵王山麓の地下水を使う「ZAO SODA」として発売され、5年ほどで累計2億本を売り上げた人気商品だった。生産拠点を蔵王だけでなく大分県日田にも拡大したタイミングで、2024年11月に「OZA SODA」へ改名している。 この「OZA」という名前には二重の意味があるという。ひとつは「王座」、つまり国内No.1の炭酸水を目指すという意志。もうひとつは「ZAO」のアナグラムで、旧ブランドを知っているファンとのつながりを保つ狙い。新名称はInstagramで公募し、1,500件を超える応募から選ばれたというのも、なかなか手の込んだブランディングだと思う。 強炭酸という実力 原材料は水と炭酸のみとシンプル。公式では「当社史上最高レベルの強炭酸」と謳われていて、一般的な炭酸水のガス圧を大きく上回る、国内トップクラスの強炭酸に位置づけられているという。実際に開けてみると、翌日まで炭酸が持続するという評判に納得できるくらいの持続力を感じる。 OZA SODAAmazonで見る → 香りづけは控えめで、そのまま飲むよりはハイボールや酎ハイの割材として使うと素直に活きる味だと感じる。 ラベルレスとフレーバー展開 プレーンのラベルレス版のほかに、レモン、ピンクグレープフルーツ、ライム、シリカ入り、期間限定のピーチなど、フレーバー展開はかなり幅広い。ラベルレス化は環境配慮とコスト削減の両方を狙ったものだという説明も公式にある。ちなみに「エナジードリンク風味」という変わり種もあったが、こちらは2025年7月末で販売終了しているようだ。 価格・入手性 500ml×24本のケースで、Amazon.co.jpの実勢価格は1,300円台、楽天の公式ストアではクーポン利用時に1,200円前後まで下がることもある。公式オンラインストアの通常価格は1,579円(税込)。 OZA SODAAmazonで見る → 2026年に入ってからは群馬県での製造も新たに開始し、蔵王・日田と合わせて供給体制をさらに強化しているという。生産終了どころか、勢いを増している商品だと言えそうだ。 改名というのは普通ブランドにとってリスクの大きい決断だと思うが、旧ファンとのつながりをアナグラムで残しつつ「王座」という新しい野心を掲げる、というバランスの取り方には素直に感心する。名前を変えてなお売れ続けているのが、その判断の正しさを物語っている気がする。 関連記事: 三ツ矢サイダーの透明な甘さは140年でどう守られてきたか · 三ツ矢サイダーZEROは142年目に見つけたゼロの答え · CRYSTAL SPARK ラムネで、果汁ゼロの瓶の記憶をたどる · 香りだけで満足できるか?CRYSTAL SPARK グレープソーダの無糖設計

2026年9月18日 · 1 分 · 38 文字 · kingsworksub-jpg

キリンレモン 炭酸水が無糖で受け継ぐ1928年の透明感

「透明なままでゆけ。」というキャッチコピーがあるくらい、無色透明であることをずっと売りにしてきたブランドがある。1928年発売のキリンレモンから生まれた無糖の派生品、キリンレモン 炭酸水を隅々まで見ていく。 無色透明という98年前からの主張 キリンレモン 炭酸水Amazonで見る → キリンレモンは1928年3月16日発売、キリンブランドとして最初の清涼飲料だった。当時の炭酸飲料は着色されているものが主流だったのに対し、無色透明・無着色を前面に打ち出したのが最大の特徴だったという。この「透明であること」への強いこだわりは、90周年キャンペーンの「透明なままでゆけ。」というコピーにも表れていて、ブランドの一貫した軸になっている。 この炭酸水版は、2020年に「キリンレモン スパークリング 無糖」として発売された後、2023年3月に処方とパッケージを一新し「キリンレモン 炭酸水」へ改称。容量も450mlから500mlへ変わった。現行品の原材料はレモンエキス・炭酸・香料・酸味料で、果汁は使っておらず無糖・無果汁の設計になっている。 サイダー版とは別物の、すっきり系 通常の「キリンレモン」(加糖・着色ありのサイダー)とは対照的に、この炭酸水版は無糖でレモンの香りだけを効かせたすっきりした後味が特徴だ。炭酸の強さは、いわゆる強炭酸水ジャンルの製品と比べるとやや穏やかで、きめ細かい泡感を楽しむタイプという印象を受けた。 キリンレモン 炭酸水Amazonで見る → 割材として使う場合、レモンの香りと酸味はハイボールや酎ハイに合わせやすいが、風味の濃さそのものは控えめなので、しっかりしたレモン感を求める人には少し物足りなく感じられるかもしれない。そのまま飲んで爽やかさを楽しむ用途の方が向いていると思う。 98年分の歴史が詰まったブランド CMソング「キリンレモンのうた」は1961年に作られ、以降長くCMで使われ続けている。1966年から「さわやかさん」というイメージキャラクターが起用され、2008年の80周年CMでは「巨人の星」とのコラボ企画まで実施されたという。戦時中は贅沢品として重税を課され製造が停滞した時期もあったというから、ここまで長く生き残ってきたブランドというだけで相応の重みを感じる。 価格・入手性 500ml×24本のケースで、実勢価格はAmazon.co.jpで2,000円前後、価格.com調べでも1,980円あたりが目安になる。楽天など店舗によっては2,600円台〜3,700円台と幅があるので、購入前に価格を見比べておきたい。 キリンレモン 炭酸水Amazonで見る → 公式の出荷終了品一覧にも本品の記載は見当たらず、2026年時点でも現行品として流通が続いているようだ。 98年前から変わらない「透明であること」へのこだわりを、無糖・無果汁という現代的な形にそのまま落とし込んだ一本だと思う。派手な主張はないが、ブランドの背骨がぶれていないことがよく分かる商品だ。 関連記事: レモン2個分の酸味に振り切った、キレートレモン Wレモン · 禁酒法時代を生き延びた甘口、カナダドライ ジンジャーエール · カナダドライ ザ・タンサン ストロングは泡だけで勝負する · 「史上最強」の泡は本当か?アイシー・スパーク from カナダドライ レモン

2026年9月18日 · 1 分 · 41 文字 · kingsworksub-jpg

ヨサソーダの飲み切りサイズが正解だった理由

500mlのペットボトル炭酸水を開けて、飲みきる前に気が抜けてしまった経験がある人は多いと思う。その課題にまっすぐ答えたのが、キリンが2016年に通販限定で発売した190ml缶の無糖炭酸水、ヨサソーダだ。隅々まで見ていく。 190ml缶という設計思想 ヨサソーダAmazonで見る → キリンビバレッジが2016年8月に発売した無糖炭酸水で、原材料は水と炭酸のみ、ミネラル添加のない純水仕様。最大の特徴は缶サイズが190mlに絞られている点で、これは500ml以上のペットボトル炭酸水にありがちな「飲みきる前に炭酸が抜けてしまう」という課題に対する回答として企画されたという。無糖炭酸水市場が数年で2倍以上に拡大した時期に、通販・EC需要を見込んで投入された商品だと知ると、飲みきりサイズという設計にも納得がいく。 パッケージも「通販限定デザイン」と明記されていて、コンビニやスーパーの店頭にはあまり並ばない、EC寄りの流通を前提にした商品という位置づけのようだ。 強炭酸という実力 公式・メディアともに「強炭酸」と明記されており、具体的なガス圧の数値までは公開されていないものの、実際に飲むと想像以上にシュワシュワと弾ける感覚がある。190mlという飲みきりサイズのおかげで、最後の一口まで炭酸が抜けきらないまま飲み終えられるのが、このサイズ設計の一番の強みだと感じる。 ヨサソーダAmazonで見る → 無糖・無香料でクセがないため、そのまま飲んでも良いし、ハイボールやチューハイの割材としても素直に使える味だと思う。 ネーミングの由来 公式プレスリリースでは「缶入り炭酸水の使い勝手の良さをストレートに表現した」ネーミングと説明されている。個人ブログなどでは「良さそうな、ソーダ」という語感由来の推測も見かけるが、これはあくまで一個人の解釈であって公式な由来ではない点には注意しておきたい。ちなみに地名由来のいわゆる地サイダー的な商品ではなく、全国流通・通販中心のナショナルブランド商品だ。 価格・入手性 190ml×20本のケースで、実勢価格はAmazon.co.jpで1,300円前後、楽天やYahoo!ショッピングでは1,200円台からの出品も見られる。発売時の希望小売価格が1ケース1,600円(税抜)だったことを考えると、現在はそれよりやや手頃な価格で流通しているようだ。まとめ買い用に20本×2箱・20本×3箱のASINも別途用意されている。 ヨサソーダAmazonで見る → 2026年時点でも公式サイトで現行商品として掲載されており、生産終了の情報は見当たらない。 500mlの半分以下というサイズは、一見地味な工夫に見えて、実は「最後まで美味しく飲み切る」という体験そのものを設計し直した結果なのだと思う。派手なフレーバー展開よりも、こういう地に足の着いた改善の方が、意外と長く支持され続ける気がする。 関連記事: サンペレグリノが世界のテーブルに選ばれる理由 · ビールでもノンアルでもない、北海道富良野ホップ炭酸水という第三の選択 · サンガリア きれいな炭酸水、名古屋発のクセのない一本

2026年9月18日 · 1 分 · 26 文字 · kingsworksub-jpg

伊藤園 ミネラルストロングと、シリカという小さなこだわり

強炭酸水はどれも似たり寄ったりに見えて、実はミネラル構成のこだわり方に差が出る。伊藤園がAmazon.co.jp限定で展開する「ミネラルストロング」を隅々まで見ていく。 「ミネラル」の正体はシリカ 伊藤園 ミネラルストロングAmazonで見る → 製造・販売元は伊藤園。名前にある「ミネラル」は主にシリカ(ケイ素由来の天然ミネラルで、体内で合成できない成分)を指していて、天然水由来のシリカを50mg/L含有していると謳っている。「ストロング」はガス圧の強さを指しており、公式では「泡は細かく、ガス圧は強い」という表現でその刺激の強さを訴求している。 Amazon.co.jp限定販売のこのラベルレス仕様は、通常の小売店で見かけるラベル付きの「強炭酸水 ミネラルSTRONG」と中身は同じシリーズながら、ラベルを省いた専用パッケージになっている点が特徴だ。ラベルレス化はゴミ分別の手間を減らせるという実用面のメリットが大きく、伊藤園はこの手法をお〜いお茶や烏龍茶など他の飲料でもAmazon限定で展開している。 シリカ入りという選び方 無糖・無香料でクセのない味わいながら、シリカという成分の入った炭酸水を選ぶ理由がある人には刺さる設計だと思う。カリウムやカルシウム、マグネシウムも微量含まれているようで、ただの炭酸水ではなく「ミネラルを摂りながら炭酸を楽しむ」という立ち位置を明確に打ち出している一本だ。 伊藤園 ミネラルストロングAmazonで見る → 炭酸の強さについての評価は割れていて、「トップクラスに強い」という声がある一方、「思ったより中程度」という感想もある。この手の体感の差は個人差が大きい部分なので、あくまで参考程度に見ておくのが良さそうだ。ちなみに姉妹品としてレモン味やビタミン4種入りの「ビタミンSTRONG」も展開されている。 価格・入手性 500ml×24本のケースで、実勢価格はAmazon.co.jpで1,300円台〜1,700円台と、セールやクーポンの有無で差が大きい。Amazon.co.jp限定商品のため、他のECサイトに出回っているものは非公式な第三者出品である可能性が高く、購入は基本的にAmazon.co.jpで完結させるのが安心だと思う。 伊藤園 ミネラルストロングAmazonで見る → 2026年時点でも現行商品として販売が続いており、生産終了の兆しは見当たらない。 同じ「強炭酸水」というジャンルの中でも、シリカという成分にこだわって差別化してくる姿勢は伊藤園らしい堅実さだと思う。ただ冷たくてシュワシュワしていればいい、という話ではないのだと気づかせてくれる一本だ。 関連記事: 富士山の強炭酸水、地層が磨いた口当たり · 強炭酸の元祖、ウィルキンソン タンサンが教えるシンプルさ · 190ml缶で飲み切る強炭酸、神戸居留地 スパークリングウォーター

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強炭酸の元祖、ウィルキンソン タンサンが教えるシンプルさ

バーで「タンサンで」と頼めば、大抵このボトルが出てくる。1904年発売、120年以上ハイボールの相棒を務め続けている無糖の強炭酸水、ウィルキンソン タンサンを隅々まで見ていく。 発祥は宝塚の天然炭酸鉱泉 ウィルキンソン タンサンAmazonで見る → 1889年、日本で事業機会を探っていた英国人実業家ジョン・クリフォード・ウィルキンソンが、兵庫県宝塚(武庫川沿い)で狩猟中に天然の炭酸鉱泉を発見したのが始まりとされている。湧き水をロンドンの分析機関に送ったところ食卓用として世界的に見ても優良という評価を受け、1890年に瓶詰めを開始。1904年に「ウヰルキンソン・タンサン」への改称を経て、現在まで続くブランドが立ち上がった。一時期は海外にも広く輸出されていたというから、当時としてはかなり国際色の強い国産ブランドだったのだろうと思う。 現在の製造・販売はアサヒ飲料が担っており、アサヒグループの中核商品のひとつとして扱われている。 強炭酸という個性 公式ではガス圧6容と明記されていて、キャッチコピーも「刺激、強め。」。原材料は炭酸水のみ(水と炭酸ガス)で、無糖・カロリーゼロ。余計な甘みが一切ない分、口に含んだ瞬間の刺激がダイレクトに来る設計だと感じる。 ウィルキンソン タンサンAmazonで見る → クセのないクリアな味わいという評判はその通りだと思う一方、炭酸の強さの感じ方には個人差もあるようで、「思ったより強くない」という声も見かけた。とはいえ国内の炭酸水の中では強めの部類に位置づけられることが多い一本だ。 割材としての評判 プロのバーテンダーの間では「タンサンといえばウィルキンソン」というくらい定番の割材として扱われている。ウイスキーの香りや味を邪魔しない、クセのない炭酸というのがハイボール向きとされる理由で、チューハイの割材としても定番の位置にある。無糖・無香料だからこそ、主役の酒の個性をそのまま活かせるという役割分担がはっきりしている一本だと思う。 フレーバー展開 プレーンな無糖タンサン以外にも、レモン、ジンジャエール、トニック、3種の果汁をブレンドした「ザ・フルーティー」、2026年2月発売の「ライチ&レモン」、ノンアルコールカクテルテイストの「タグソバー」シリーズなど、フレーバー展開は年々広がっている。ただし主役はあくまで無糖のプレーンタンサンで、ハイボール・チューハイ用途で選ぶなら基本的にこちらを選んでおけば間違いない。 価格・入手性 500ml×24本のケースで、Amazon.co.jpの通常価格は2,500円前後、クーポン適用時は1,800円台まで下がることもある。楽天市場では1,700円台からの出品も見られ、コンビニでの単品価格は500mlあたり160〜170円程度が目安になる。 ウィルキンソン タンサンAmazonで見る → 2026年時点でも生産終了の情報はなく、むしろ新フレーバーの投入が続いていて、ブランドとしての勢いは衰えていないようだ。 無糖・無香料というシンプルな設計だからこそ、120年以上も割材の定番であり続けられているのだと思う。派手さで勝負しない一本が、これだけ長く支持され続けているという事実そのものが、何よりの実力証明になっている気がする。 関連記事: 富士山の強炭酸水、地層が磨いた口当たり · 伊藤園 ミネラルストロングと、シリカという小さなこだわり · 190ml缶で飲み切る強炭酸、神戸居留地 スパークリングウォーター

2026年9月18日 · 1 分 · 33 文字 · kingsworksub-jpg